モーツァルト K314とK314(285d) の二つの協奏曲
オーボエ協奏曲ハ長調 K.314(285d)
聞いた演奏
CD
オーボエ:HANSJORG SCHELLBERGER
JAMES LEVINE&ベルリン・フィル
フルート協奏曲第二番ニ長調 K.314
第1楽章 Allegro aperto
第2楽章 Adagio ma non troppo
第3楽章 Rondeau (Allgro)
聴いた演奏
1.CD
フルート:EMMNUEL PAHUD (カデンツァはPAHUD)
ABBADO&ベルリン・フィル
2.LP
フルート:Hubert Barwahser
Coliin Davis&ロンドン・シンフォニー
この2作品は、演奏されている曲のケッヒェル番号の関係がわかりにくい。
オーボエ協奏曲ハ長調 K271k
1777年ザルツブルグでオーボエ奏者ジュゼッペ・フェルレンデスのために作曲された。その後、マンハイム滞在中に同地のオーボエ奏者フリードリッヒ・ラムにあらためてこの曲を書き直し、献呈した。マンハイムで何度も演奏され評判になったという。
K.271k のこの作品は散逸し、1949年モーツァルトの息子の遺品から発見された、とされている。K.314フルート協奏曲第二番ニ長調の原曲である。
フルート協奏曲第二番ニ長調 K.314
1778年22歳マンハイムに滞在中、フルートをよくするド・ジャンからフルート曲数曲の作曲を依頼されたそのうちの一つである。が、この曲はオリジナルではなく、K.271kオーボエ協奏曲ハ長調を編曲したものだ。
そのことがド・ジャンの約束の報酬が減額されて支払われた理由か、モーツァルトは父への手紙で不満を述べている。
しかし、いずれにしても不滅の傑作に違いはない。私は、どちらも好きだ。
独奏楽器の違い、編曲した調性の違いからか、曲趣がオーボエのほうがより好きだ。
低く、やわらかく、官能的とさえ思う音色、奏者の息遣いが伝わる。第二楽章や、カデンツアは深い印象を残す。
ケッヒェル番号表によると
1777年 K.271k [ob] 協奏曲。
1778年 K.314[fl(ob)] 協奏曲。
とある。
K.314(285d) としてオーボエ協奏曲ハ長調があり、
K.314(285d) としてフルート協奏曲ニ長調と年表に書いているのもある。
しばし、演奏を楽しむことをおいといて、迷い込んだ。
ここで、CDとLPを聴いたのだが、アナログとデジタルの好みのことはまたの機会に。
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