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2005年9月24日 (土)

ベートーベンのヴァイオリン協奏曲ニ長調

9月18日、偶然ベートーベンのヴァイオリン協奏曲を聞いた。
NHK芸術劇場の放映である。
昔、手持ちのSPレコードのこの曲をなんども聴いて、曲の流れは私の頭に、ハートに刷り込まれている。
戦慄するような緊張感を覚えるスタッカートの序奏、嫋嫋と情緒的な旋律の主題と展開、カデンツアはジョシュア・ベルが技巧と格調の高さの品格の演奏ですばらしい。オケは指揮者のいないスタイルのオルフエウス室内管弦楽団。
OP.61、1806年作曲だからベートーベン36歳ころの作品。
このレコードを聴いた青春さなかの情念、情緒が並存していて、今甦るような・・・。
ここまで書いて3日経った。脳裏から旋律が離れないので手元のCDを聞き始めた。
演奏: ITHAK PERMAN(Vn): DANIEL BARENBOIM(Con)
&Belliner Phil。 Cadence は 1,3楽章とも Fritz Kreisler(版というのか?)である。
イントロダクションはティンパニーの4つの低打音で始り、すぐ木管、弦の緊張に満ちた提示へとすすむ。
荘重な旋律のあとヴァイオリンの独奏。
ヴァイオリンのもつ音色を気高く駆使して美しい。
今ちょうど第1楽章のカデンツァ。ジョシュア・ベルのカデンツアを思い起こしながら僭越にも比べてしまう。
わたくしが永年聞きなじんだのは、このクライスラー版であろう。
ジョシュアはこうしてみるとかなり意欲的に独創性を表現し、前衛的というのだろうか。
一方のいま聴いているCDは1986年ライヴ録音だから、かれこれ20年後の現代のジョシュア・ベア.&オルフェス室内管弦楽団だ。
潮流が変わっているのかも。
CDの演奏は流麗なロンドの終曲。高揚したオケのあとのカデンツアは高度の技巧、華麗、緊迫するなかにコーダへ。
ライヴ録音だから拍手が鳴り響く。
ブラームス、メンデルスゾーンとならび、3大ヴァイオリン協奏曲と言われる名曲だ。
このほかにロマンス第2番へ長調と第1番ト長調が収録されているが、へ長調がポピュラーで、私も大好きな曲だ。
これもむかしのSPで持っていた。若き日を偲びながら感傷的な鑑賞をしてみた。
CDラックのこの横にブラームスのヴァイオリン協奏曲がならんだいる。・・・次回はどうしようか。

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