« ホルストの組曲「惑星」を聴く | トップページ | ベートーヴェン:ピアノ協奏曲 を聴く・・・・第4番 Op.58 »

2006年1月30日 (月)

ベートーヴェン:ピアノ協奏曲 第3番をグレン・グールドで聴く

Fi2267775_0e ベートーヴェン:ピアノ協奏曲 第3番 ハ短調 Op.37

今日はピアノ・ソロをグレン・グールド、カラヤン&ベルリン・フィルで聴く。
「ユニークなピアニスト」・・・この表現はジャケットの演奏のときの一瞬を捉えた表情、姿勢からも窺える。

テンポ設定、アーティキュレーションなどで楽譜の指示をまったく無視したようなバッハの「ゴルドベルグ変奏曲」演奏で国際的評価を得た”ユニークさ”のグレン・グールドだそうである。
しかし、天才的個性的独奏で人々を魅了したグールドも,この協奏曲ではバッハの時の演奏ほど個性的ではないそうだ。《福本健一氏》

オーケストラの指揮はカラヤン。
先に聴いたのはバレンボイム。バレンボイムの指揮はリズムが歯切れよく、アクセントがきいて斬新かなと感じさせた。

カラヤンは重厚で荘重、それはテンポの速さで生むものか。緊迫の序奏,優しいテーマの旋律のあとピアノのソロに入る。
アーティキュレーションの良い弾奏というのか。
カデンツァはベートーヴェン作のものであろう重厚にして華麗、そして豊かな感性を訴えるかのような表現。
そしてオーケストラを従えて熱情的にコーダへ。

第2楽章はカラヤンの深く憂いに浸るかのような前奏のテーマを、ソロが静かに情熱をこめて歌う。

第3楽章カラヤンの緊張感に満ちたオーケストラをバックに短いながらカデンツァで象徴的にぶつけ、コーダ。個性的な演奏。
ライヴなのでここで拍手なのだが、熱狂的、とまではいかない。

このCDはモノラル・マスターからステレオ化したもので、音質、音響のエネルギーが、途中でパワーダウンしているような印象をもった。
演奏録音は、時にグールド25歳のとき1957年。50歳の若さで亡くなったそうで録音も少ないらしく、惜しまれる。
ジャケットの写真で偲びながら聴くと、感銘が深い。

|

« ホルストの組曲「惑星」を聴く | トップページ | ベートーヴェン:ピアノ協奏曲 を聴く・・・・第4番 Op.58 »

クラシック音楽」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/11858/47980196

この記事へのトラックバック一覧です: ベートーヴェン:ピアノ協奏曲 第3番をグレン・グールドで聴く:

« ホルストの組曲「惑星」を聴く | トップページ | ベートーヴェン:ピアノ協奏曲 を聴く・・・・第4番 Op.58 »