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2007年9月13日 (木)

モーツァルト;ピアノ協奏曲第26番,第27番を聴く ・・・全集の終わり

Fi2619751_1e モーツァルト・ピアノ協奏曲全集、CD-10 より
ピアノ&指揮:GEZA ANDA
演奏:Camerata Academica des Salzburger Mozarteums


ピアノ協奏曲 第26番 ニ長調 K.537 《戴冠式》
1788年完成。
この年32歳、亡くなる3年前のこと、交響曲第39,40,41番ジュピターほか、私が好きなピアノ・ソナタ15番K545、ピアノ・トリオなどの室内楽数曲を作曲している。

この第26番は06年9月18日、Tomas Vasary(pf&指揮)ベルリン・フィルの演奏の演奏をこのブログに投稿していました。よろしければそのTomas Vasary(pf&指揮)のブログもご覧ください。

そのブログを読み直し、聴きなおしてみると印象がより強い。
テンポが速いのはANDAの解釈なのだろうか、モーツアルトの生涯、晩年の境遇に思いをいたす。

アレグロはピアノソロの装飾音が気高いパッセージで曲を祝典的な華麗さをクレッシェンドで盛り上げる。優雅で高貴、荘重さは美しい。

カデンツァは第一楽章のみにあり、ANDA.は華麗に気高く、この曲の全曲を凝縮するかのようだ。でだし、大胆にフレーズを組み立て、驚く。テーマの転調のしかたが、個性的、ユニーク。

ラルゲットは愛らしいピアノのソロが魅力的。リズム、テンポの刻み方がこころよい。

アレグレットは軽快、リズミカル。流麗にテンポを速めて歌い上げクレッシェンド、テーマの魅力的なフレーズをffでコーダヘ。






Fi2619741_1e ピアノ協奏曲 第27番 変ロ長調 K.595
1791年35歳、亡くなった年に完成。この年、室内楽曲、声楽曲、管弦楽曲多数、クラリネット協奏曲、歌劇『魔笛』『皇帝ティートの慈悲』、未完の最後の作品『レクエム』ほか宗教曲3曲など遺している。

この第27番も06年12月3日、本題のANDAの演奏をブログに投稿しています。
よろしければ、そのブログをご覧ください。

あらためて、演奏を何度も聴きなおすのだけれど、変ロ長調のアレグロは清澄、清楚な主調の長調が明るい旋律とリズムの展開する間に、短調の愁いを含んだ変調が対照的に現れ、ピアノのソロとオケとそれらが展開、転調してやがて、カデンツァはモーツアルトの遺作、ピアノの華麗、豪壮な美しい世界に導かれる。

アレグレットは変ホ長調が主調だけれど、優美であるが、そこはかなく、愁いをふくんだ叙情的な雰囲気。ピアノの左手と右手のフレーズの間を木管が低く旋律がハーモニーして美しい。

アレグロは軽快なテンポで愛らしく、陽気で楽しい気分が楽章を支配する。
この愛らしく軽やかなリズムを持った主題、第2主題も似た楽しい雰囲気で展開してゆく。

そしてモーツアルト生涯最後となったピアノのカデンツアが終楽章にも配されていて、今なお、絶えず新鮮な響きで感動を伝えくれる。

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