ピアノ協奏曲シリーズ/山下洋輔さんのこと:ラプソディ・イン・ブルーなど、文中宮本文昭さんも登場
ジョージ・ガーシュウィン作曲
ラプソディ・イン・ブルー(オリジナル版)
山下洋輔(pf)
沼尻竜典指揮/東京フィルハーモニー交響楽団
開催:2008/9/11 Bunkamura/オーチャードホール
今年はガーシュウィン生誕110周年だそうです。
ジャズ風ピアノ協奏曲スタイルのラプソディといわれている、ということで,このピアノ協奏曲シリーズの最後を飾ることにしました。
山下洋輔さんはラプソディ・イン・ブルーを4~50回は演奏している、といいます。
この曲はオケ版、ソロ版、弦楽四重奏曲版、ビックバンド版とあるそうで、ソロ版は98年3月に当時のカザルスホールのガーシュイン ライブ ソロ コンサートで聴いています。
オーケストラ版は佐渡裕さん指揮との共演のとき聴いていますが、お二人がタイミングをを合わせて交わすサインのとる様子が印象深かった。
洋輔さんのコンサートはずいぶん聴きにいっています。
最初は、洋輔さんの母校である国立音大の講堂(といっても、コンサートホール)での演奏会。
その当時(20年くらい前)、すでに世界的に著名なジャズピアニストで、その演奏に圧倒されました。
2000年3月にはオーボエの宮本文昭さんとの共演でJ・S・バッハ没後250年企画のバロック・コンチェルトで、原曲がバッハの作品を演奏し、東京芸術劇場に聴きにいきましたが、とてもユニークで、初期のジャズの流れの源はバロックあたりなのかなあ、と感銘が深かった記憶があります。
宮本文昭さんの魅力を実感したのもこの日のことで、別の日では洋輔さんの交遊する著名な文人女優達がコンサートのロビーで華やかな雰囲気に接して、音楽家、エッセイストの活動のほんの一部分に近寄っただけなのですが、親しみ深いです。
この曲は6つのメロディとカデンツァ4箇所くらいの構成で、洋輔さんのピアノソロの部分は即興、アドリブで、毎回違うようです。エネルギッシュ、ダイナミックなソロに圧倒されます。
いつもは真っ赤なハンカチをピアノの上において演奏し、終わるとハンカチで汗をぬぐうシーンが印象的でしたが、この夜はハンカチは白で、取り出すこともなく、万雷の拍手の観客に応えるしぐさが素敵です。
熱狂的な若いファン、老壮年の物静かそうなファンが多いですよ。
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