モーツァルト:弦楽四重奏曲 第14番(ハイドン・セット第1集より)
このCDはハイドン・セット第1集の第14番と第15番の2曲が収録されいている。
今回は第14番について。
モーツァルト:弦楽四重奏曲 第14番 ト長調 K.387
演奏;アルバン・ベルク四重奏団
年表を見ると、K.387の作曲は1782年12月完成、この年8月にコンスタンツェ・ウェーバーと結婚した26歳のときのことだ。
その翌年、K.421の第15番を書き上げている。
第15番はモーツァルトの短調作品のなかでも最もペシミスティックといわれ、その対極にあるといわれる第14番は、弦楽四重奏の精緻緊密な厳しい精神的緊張を漲らせ、力強い表現で深い感銘を与える。
第1楽章 ト長調 チェロのリズミックな伴奏の上でヴァイオリン2部の躍動的な主題と展開が新鮮で、美しい。
第2楽章 メヌエット ト長調 トリオ部分は短調でチェロの重苦しいバックの上のヴァイオリンは哀しみを感じさせ、モーツァルト的だ。
第3楽章 アンダンテ・カンタービレ ハ長調 優美、典雅な旋律で、ため息が出そう。重厚なチェロの短調のエピソードと弦3部の歌いあい、器楽の魅力を楽しめる。
第4楽章 ト長調 構成的にはかなり複雑のようで、主題、副主題の提示や展開に緊迫した起伏とリズムを漲らせたが、だが、コーダは静かに終わる。
♪
ハイドン・セットの有名なエピソードのことは、第15番のことを投稿した下記のブログを参照していただきたいと思います。
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